スピーダホリックXF

C3yoyodesign - SpeedaholicXF
まさかのフィンガースピン禁止！『スピーダホリックFX』のコンセプトが逆になったヨーヨー。

C3ヨーヨーデザインが、エイプリルフールに向けてリリースしたメタルリムヨーヨーです。
ベースになっているヨーヨーは、名前から連想できる通り『スピーダホリックFX』なのですが、本作は取り外しができないフラットキャップを搭載しており、FXで特徴のひとつであったフィンガースピン適性を完全に失わせています。
そのキャップには「フィンガースピンはできないが、DNAは可能である《※意訳》」と文章が書かれており、これは何らかの手段で、例えば手のひらでグラインドなどをすればDNAができることを意味しています。

キャップ以外のFXとの大きな違いは、三層構造となったボディです。FXはプラスチックボディとメタルリムの二層でしたが、本作XFでは中心にメタルハブが追加された三層構造となっています。剛性感をプラスし、かつ中心が少し重くなったことで、キャップによる外周部との重量差が少なくなり、フルプラスチックヨーヨーのような一体感が奥底から生まれています。
とどのつまり、本作は「手応えと一体感を特徴とした、重量級メタルリムヨーヨーである」といえるでしょう。

キャップによる中空構造のモデルは、C3としては非常にめずらしくもあります。2000年代、キャップ搭載機が全盛であったバインド黎明期を彷彿とさせる、クラシックなフィーリングをC3で味わえるというのも見逃せない特徴です。
現代の王道な性能と、昔ながらのヨーヨーの感触が、見事に渾然一体となりました。